「親みたいにはならない」と決めて、必死に生きてきた。本を読んで、勉強して、子どもには手を上げず、ポジティブな声かけをしている。——それはもう、何百年続いてきたかもしれない連鎖を、あなたの代で断ち切ったということ。本当は、とんでもなくすごいこと。なのに、なぜか自分にだけは、ちっとも自信が持てない。この記事は、そんなあなたへ。
「気づきさえすれば、誰でもできるでしょ」——そう思っていませんか。でも、違います。気づいても、できない人のほうが、ずっと多い。気づいたうえで、自分を変える方法を必死に考えて、揺り戻しで心がグラグラしながらも、根気強く続けてきた。それを成し遂げたあなたは、本当は誇っていい。
自信って、「できたことを、自分で“よくやった”と認められる」ことで育ちます。でも、否定されて育つと——何をしても「まだ足りない」「これくらい普通」と言われ続けると——その“自分を認める回路”そのものが、育たない。
だから、どれだけ立派なことをしても、実感が湧かない。むしろ「もっと頑張らないと」と、自分を追い込んでしまう。自信のなさは、あなたの実力不足じゃなく、「よくやったね」と認めてもらう経験が、足りなかっただけなんです。
あなたは、子どもには「あなたはあなたのままでいい」と伝えられている。でも、その言葉を、いちばんかけてあげたい相手が、まだ残ってる。——それは、子どもの頃のあなた自身です。
子どもには、自分が「されたかったこと」をしてあげられる。でも自分自身は、ずっと“否定されてきた対象”のまま置き去りになっている。——他人を大事にする力と、自分を大事にする力は、別モノなんです。だから、順番が逆でも大丈夫。まず子どもに優しくできているあなたは、その優しさを、これから自分にも少しずつ向けていける。
「これでいいんだ、これもいいんだ」。子どもにかけているその言葉を、自分にも。半世紀かけて自分を育て直した人もいます。あなたのペースで、ゆっくりで大丈夫。
自信は「できたことを自分で認められる」ことで育ちます。否定されて育つと“認める回路”が育っていないため、立派なことをしても実感できません。実力不足ではなく、認めてもらう経験が足りなかっただけです。
他人(子ども)を大事にする力と、自分を大事にする力は別だからです。自分自身は“否定されてきた対象”のままになっているだけで、これから自分にも同じ優しさを向ける練習ができます。
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これは、心のしくみを見つめるための読み物です。医学的な診断ではなく、すべての人に当てはまるわけでもありません。つらさが強いときは、専門家や相談窓口も頼ってくださいね。