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恋人に求めすぎるのは、
「母にしてほしかったこと」かもしれない

恋人に、もっと甘えたい。もっと見てほしい。連絡がないと不安になる。どれだけしてもらっても、なぜか満たされない。——その気持ちが人一倍強いなら、それはワガママでも重いのでもなく、子どもの頃、お母さんから受け取りたかった愛情や安心を、今の恋人に重ねているのかもしれません。

「甘え」は、本来ちゃんともらうもの

子どもは、母(養育者)に甘えて、抱きしめられて、「あなたはそのままで大丈夫」と受け取ることで、安心の土台をつくります。でも、その甘えを十分に受け取れなかったとき——忙しかった、厳しかった、母自身に余裕がなかった——その未完の“甘えたい”は、消えずに心の奥に残ります。

そして大人になり、恋人という「いちばん近い人」ができたとき、その未完の願いが、いっきに恋人へ向かうのです。

だから、いくらもらっても足りない気がする

恋人がどれだけ優しくしてくれても、なぜか満たされない。もっと、もっと、と求めてしまう。——それは恋人が足りないからではなく、本当は“母からの無条件の愛”という別のコップを、恋人という違うコップで満たそうとしているから。だから、どれだけ注いでもあふれた気がしない。

これはあなたが欲張りだからではありません。満たされなかったコップは、正しい場所からでないと、なかなか満ちない——ただそれだけのことです。

🌙 そっと、問いかけ

恋人に「してほしい」と思うこと(見てほしい/優先してほしい/抱きしめてほしい…)を、そのまま子どもの頃の自分に置き換えてみて。——それ、本当はお母さんに、してほしかったことじゃない?

気づくと、恋人を“母がわり”にしなくてよくなる

恋人に母を求め続けると、相手はいつか苦しくなり、あなたも「なぜ分かってくれないの」と傷つく。悪循環です。でも、「私が本当にほしいのは、あの頃の甘えだったんだ」と気づけた瞬間から、恋人への要求は少しずつ等身大に戻っていきます。

そして、満たすべき本当のコップ——小さかったあなたの“甘えたい”——には、今のあなた自身が、少しずつ応えてあげることができます。

その“甘えたい”の出どころを、一緒に見てみよう
目的は、恋人への気持ちを我慢することじゃない。本当はどこで満たされたかったのかに気づいて、恋がラクになること。
恋人につい甘えすぎ・求めすぎてしまうのはなぜ?

子どもの頃に母(養育者)から十分に受け取れなかった甘えや安心が残っていると、その未完の願いを恋人に向けやすくなります。求めているのは恋人というより、あの頃ほしかった無条件の愛情かもしれません。

これは母を責める話ですか?

いいえ。母を責めるためではなく、自分が本当は何を受け取りたかったのかに気づくためのものです。気づくことで、恋人に過剰に求めて苦しくなるパターンから、少しずつ抜けていけます。

関連:父親にもらえなかった愛情かも/インナーマザー/出会う前からずっと恋しかった

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これは、心のしくみを見つめるための読み物です。医学的な診断ではなく、すべての人に当てはまるわけでもありません。自分の気持ちを観察する“ひとつの角度”として使ってみてください。